540
- 2015/09/02
- 22:00
背後で先生と律君がなにやら喋っているのを聞きつつ、隣の部屋に敷布団を敷いた。その上に防水シートを敷き、バスタオルやタオルを置く。かなり大きめなのでシートの外にこぼす事だけはない。湯を貰って来てオイルを温める。その間に吸水シートを乗せ、固定した。そろそろ良かろう。「先生、これますか?」首を振る。「先、トイレ済ませましょう。失礼」抱えあげて連れて行く事に律君はもう見慣れたようだ。戻ってきて浴衣を脱がせ...
539
- 2015/08/26
- 22:22
さて翌日。仕事を終えて先生のお宅へ。奥にいるはずの先生の様子を見に行くとちょうど柱にすがって出てくるところだった。「あ、久さん。いらっしゃい。お願い」「ただいま。トイレ?」「うん」ひょいっと抱き上げて連れて行く。「出て待っててくれる?」「いいよ、終わったら教えて」きっと大きいほうだ。うちでなら別だがこの家では意地悪は出来ない。暫く待っているとノックの音。入って先生を回収する。洗面がまだと言うのでど...
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- 2015/08/16
- 16:40
いつもの時間に目が覚める。さすがに習慣だ。まだ疲れは抜けてない。行きたくないなぁ。こんな日は。好きな女も横に寝ていて。それでも支度をする。整えて出勤したが暇で早く帰りたい気分だ。缶コーヒーを消費しつつ昼近くになりやっと帰れた。「ただいま」あ、草履がない。帰っちゃったのか。寂しいな、と思いつつ風呂を浴び、着替えた。和室には昨日の着物がまだある。持って帰らなかったのか。居間に入る。あれ、昨日の荷物その...
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- 2015/08/02
- 00:19
それから駅弁。先生はまだおなかがすかないというが俺はすでに空腹。少し迷ったが先程の美術館にあったローストビーフの弁当を買った。それとお茶を2本。乗車券を買い、乗り込む。行きと同じグリーン車。先生はあきれた顔で俺の食うのを見ている。「おいしい?」「ん、いけますね」一口食べさせた。「おいしいわね、これはいいわ」「半分食べますか?」「それはいいわよ、まだおなかすいてないもの」お茶を飲んで暫くするとまだ眠...
536
- 2015/08/01
- 19:13
少し気だるげだが食事処に入る頃にはしゃんとしてメニューを見てすぐ決めた。一番高いやつは予約制だったので選ぶとはいっても知れているが。俺はちょっとメニューをご相談、魚と肉をチェンジ。先生は笑っている。お酒は少し頂くことにした。沢山に飲むと次の日に差し支える。余裕のある日程ならいいが…。飯はそれなりにおいしく、酒もうまい。食べ終わって先生が満足そうな息をついた。「さて、部屋に戻りますか」「そうね」戻っ...